玄米が美容と健康に良い理由と美味しく食べるコツ

生活に玄米を取り入れると得られる効果

玄米はどんなお米なのか

お米は稲にモミという果実が実ることで成長する植物です。
モミの中には、胚芽、表皮、胚乳という組織が存在し、表面はモミ殻によって覆われています。
モミ殻を取り除き、胚芽と表皮、胚乳で構成されたものが玄米です。
また、白いお米はここから表皮等を全部、またはその一部を取り除いたもの。
表皮等を取り除くことを精米といいますが、精米されてできた白米や玄米という呼び名は食品としての名称でもあります。
玄米の玄というのは、その見た目の印象から付けられた名前。
玄という言葉は暗い、または色の濃いということを意味する言葉でした。
玄米は白米と比べると色が暗く、濃いものであるため、精米した米と違う暗い米という意味で玄米と付けられたのです。
玄米の見た目の印象にもなる表皮には多くの食物繊維が含まれており、最近は健康食品としてのイメージが強い食品でもあります。

いつから食べられているの

玄米はいつから食べられているのでしょう。
そもそも日本にコメ文化が伝わったのが、約3000年前の縄文時代と言われています。実際に縄文文化の遺跡から出土したものにモミ殻の化石が付着していたことから、食物として育てていたことが明らかです。
今のところは縄文時代には玄米を食べていただろうと推測されています。
しかし、弥生時代に移行すると、精米技術が浸透していることが多くの遺跡から明らかとなっているのです。
とはいえ、白米は手間がかかるため、上流階級の食べものとされていました。
庶民はひえやあわといった植物と荒く精米した米を一緒に炊いて主食としていたようです。
では、いつから玄米を健康食とするようになったのか。
実は意外と最近で、昭和初期に著名な医師が玄米を完全食と発表したことがきっかけとなっています。
そこから玄米の豊富な栄養素に注目が集まり、近年まで人気の食品となったのです。


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